【脱初心者・初小屋泊】大雪山・黒岳登山から黒岳石室へ向かう!《Day1》

黒岳石室
パパンゴ

・北海道の登山で小屋泊ってどこがいいんだろう?
・どんなことに気をつければいいのかな?

パパンゴ

・北海道の山小屋は、食事の提供なし、そして雑魚寝方式だよ!
・管理人さんが常駐している小屋があるので、安心できますよ!

目次

ついに登山ステップ2、初の小屋泊へ

ステップ1の総決算、樽前山登頂から1年後となる2019年9月、ついに小屋泊登山に挑むことになりました。北海道の山小屋は、本州方面とは趣が異なっているようで、基本、本州でいうところの「管理人がいる避難小屋」にあたります。

北海道で初心者がトライしやすい山小屋、という点では、夏場に管理人が常駐する大雪山系黒岳や白雲岳となるでしょうか。

黒岳はロープウェイとリフトで7合目まで上がることができ、山頂を越えて30分ほどで石室(山小屋)に着くので、難易度的には挑戦しやすい山小屋です。

このため、私としては黒岳石室を軸に登山のタイミングを検討することにしましたが、サラリーマン登山者はどうしても週末登山がメインとなってしまいます。
いつの年もそうですが、特にこの2019年は週末になる=天気悪い、という状態がしばらく続き、なかなか登山を実行することができない状態が続きました。

山行計画

ターゲットは大雪山系黒岳

週末の天候を探りながら、2019年9月15日、大雪山系黒岳の黒岳石室にて小屋泊を決行することを決定し、現地へ向かいました。天候は曇予報で、雨の可能性もありましたが、この年でのラストチャンスと思い決断しました。

黒岳の山小屋、黒岳石室は夏場は管理人が常駐する山小屋で、私のような初心者も安心できるところですが、今回の黒岳登山は家族と一緒に行くことにしていたので、家族も泊まるかどうかで皆んなで話し合いました。

山小屋でシュラフを借りることはできるのですが、時期的に寒さが予想されることなどから、家族の山小屋泊は、他日を期し、今回は私、パパンゴだけが泊まることになりました。

山頂まではファミリー登山

家族で相談した結果、妻、長男、長女の3人は山頂までの日帰り登山、私は山小屋泊という山行予定になりました。また、ロープウェイとリフトを使って、祖父母も途中まで登るということになり、かなり賑やかに。

当日は、もう初秋ということもあり、天候は曇りで若干靄った感じです。また、肌寒さを感じる気温でした。

7合目まではロープウェイとリフトで登り、そこから登山道となるのですが、途中にこのような警告があります。これ、かなり有名な看板です。国立公園内なので、自然への接し方は気をつけましょう!

注意看板
味わい深い看板


黒岳の登山道は急登は少ないものの、頂上までつづら折りが続く登山道で、あまり景色の変化がありません。そうしたことから、精神的に少々厳しいところがあります。

一方で、8合目、9合目に、ベンチを備えた休憩コーナーがあり、一息つくことができます。
小屋泊となると、シュラフや食料などで、いつも以上に荷物が重いので、ザックを降ろして休むことができるのは、とてもありがたいです。

長女は8合目の手前で祖父母とともに離脱、妻・長男・私の3人で頂上を目指します。

黒岳休憩
黒岳休憩

黒岳は9合目の後、頂上直前で最後の急登がありますが、そこを頑張ると岩場の頂上に到着です。家族と一緒の黒岳制覇は、とても感慨深く、嬉しかったです!

山頂の天気はガスがかかっていて、見晴らしはイマイチでしたが、雨に降られることなく、まずまずの登頂達成となりました。

黒岳頂上
黒岳山頂

山頂から黒岳石室へ

頂上からは家族と別行動。妻と長男は下山、私は反対方向を下り、黒岳石室を目指します。

黒岳石室に向け、しばらく下り続けます。
山頂までの登山道と風景が様変わりし、荒涼、そして広大な、まさに大雪山系ならではの景色が目に入ってきます。こうした眺望は大雪山の醍醐味ですね。感動的ですらあります。

途中、カメラを持った方々がたくさん集まっているポイントがありました。
何を撮ろうとしているのか分からなかったのですが、聞いてみたところ、ナキウサギの撮影だと教えていただきました。大変興味深く、私も撮ってみたかったのですが、時間も遅くなってきたので、先を急ぎます。

そして、ナキウサギのポイントからほどなく石室が見えてきました。

このポイントのすぐ下に、雪渓があります。写真でも若干見えますが、ほぼ年中雪渓が残っていて、これにもちょっとした感動を覚えました。登山で雪渓に出会うという経験がなかったので、ステップ2を実感したことを覚えています。

この雪渓ポイントを越えて進んでいくと、あっという間に石室に到着となります。

石室は、売店を備えた山小屋となっており、水やコーラ、そしてビールも売っています。
また、バイオトイレもあるので、女性や子供の方も安心です。用を足した後に、自転車のペダルを漕ぎ漕ぎしなければなりませんが。

いずれにしても、設備が整っているので、大雪山で初めて小屋泊をするのであれば、とてもオススメです。

石室でどのように過ごしたのか、は次回をぜひご覧ください!

石室遠景
石室遠景

つづく

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この記事を書いた人

北海道暮らしの50代。
妻と子2人の4人暮らし。

アウトドアにハマり出したが、コロナ禍で停滞。

低山から高山縦走まで幅広く楽しむ登山や
原流域での渓流釣りを中心にアウトドアライフ
を楽しみ、、皆様にもお役立つ情報を発信して
いきます!

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