【2024年8月】大雪山系緑岳に登山チャレンジ《Day2》

遥か続く一本道

・緑岳1日目は体力的にきつかったのかな?

パパンゴ

・そうですね。ロープウェイやリフトはなく、登山口から自分の足で
 山頂まで行ったので、体力消耗しましたね。2日目も体力温存しがなら
 無事下山できるよう、がんばります!

目次

Day1の深夜

登山口からの自力登山という、自分で気付いてなかったチャレンジで疲労困憊した1日目。早々に眠りにつきましたが、やはり山といえば星空。日中は曇りがちだったので、あまり期待することなく深夜にテントの外を覗いてみると、結構な星空が輝いていました。よしっ!ということで、眠い目をこすりながら撮影に取り掛かりました。

星空写真ギャラリー

山中での星空撮影も回数を重ねてきましたが、今一つピント合わせがうまくいきません。マメにピント修正すべきなのでしょうが、面倒なので省略しがちです。後でよく見ると、ボケ気味なんですよね。。。

いつもライブビューで徐々に倍率を上げながら、手動でピントを合わせていくのですが、なかなかピタリとくることがありません。今後はこまめに調整してみます。

そんな訳で何枚かアップしていたいと思います。

最初は、東の空に一際明るく輝いていた木星です。この日は−2.2等星の明るさだったようです。右上にはすばるが、左上にはカペラが見えます。

すばる周辺の拡大写真です。ややピンボケですが、すばるの星々が確認できます。

反対の西の空にかかる天の川です。中心近くに星雲が写っていますが、名前が分かりません。。。

この日は東に若干雲が残っていましたが、それ以外はよく晴れて、たくさんの星が見えました。これまでの星空体験の中でも上位にランクインする好条件でした!その割に写真はイマイチですので、これからさらに撮影技術を磨いていきます。

Day2スタート

予想外に深夜の星空撮影に時間を使い、翌朝は5時頃の起床となりました。

朝食を準備し、ずぶ濡れのテントをコンプレッションバッグに詰め込み、なんだかんだしていたら、出発時間は6時を過ぎてしまいました。急ぎ、白雲岳野営地を後にし、歩みを進めていきます。

白雲岳分岐へ

2日目は下りの日になりますが、どういう行程を辿るか結構悩みました。

折角なので、白雲岳、赤岳、緑岳のトリコロール制覇も魅力的でしたが、初日の上りのダメージが思いのほか大きく、体力回復が芳しくありません。

悩みまくりましたが、安全第一で白雲岳はパスし、小泉岳経由で緑岳へ向かい、下っていくことにしました。

白雲岳の山頂手前は、岩礁帯なので安全策をとって回避して良かったと、今は思っています。

そう決断したら心が軽くなり、軽快に白雲岳分岐に登っていきます。この経路は何度も経験済みなので、リラックスして進むことができます。

前日よりも天候が回復し、日差しが厳しくなる中、大雪の山々を視界に捉えながら、順調に歩みを進めていきます。

北海岳、凌雲岳方面を望む
北海岳、凌雲岳方面を望む

出発から30分ほどで白雲岳分岐に到着です。

ここをパスしていくのは寂しいですが、体力的にはやむを得ません。いつかまたチャレンジすることを誓い、今回初めてのルートとなる小泉分岐方面に進んでいきます。

小泉分岐、小泉岳へ

白雲岳分岐からゆったりとした上り坂を歩き、拍子抜けするほどあっという間に小泉分岐に到着しました。

ここの分岐で、緑岳方面へ進んでいきます。この登山道は裏旭から間宮岳へのルートと似て、とにかく広大、荒涼とした風景です。大雪の広さが実感できます。

小泉分岐から、またしてもあっという間に小泉岳山頂に到着です。山頂といっても、全く山頂感のないところです。標識がなければ分からないくらいです。しかし、この地点の標高は2158m。とても高いところにいます。

再び緑岳山頂へ

小泉岳からさらに緑岳目指して進んでいきます。相変わらず荒涼とした道が続きます。このルートには荘厳とした美しさを感じます。

遥か遠くまで続く一本道。この道をば進むべし。

遥か続く一本道
遥か続く一本道

途中、昔の標識らしきものがありました。「上川営林署」という漢字は判別できますが、何の標識だったのかは不明です。人工物は、この厳しい環境の中では年月がとともに朽ちていくものだと分かります。

平坦な道をどんどん進んでいくと、前日に通った板垣新道分岐に到着です。再び白雲岳避難小屋を遠目に眺めながら、緑岳山頂を目指します。

必死の下り

緑岳山頂への登りは、それほどキツくなく、淡々と歩みを進めます。

余裕を持ったペースで登り続け、山頂到着後は、ゆったりと休憩をとり、厳しさが予想される下りに備えます。山頂写真は前日にたくさん撮ったので、帰りは省略です。

さぁ、ここから下っていきます。岩陵帯の下りは足元が危険なので非常に気を使います。先々の岩を見ながら、足元の岩の安定性を確認して一歩を踏み出していく、、、精神的に疲れます

前日は雲が多く景観が今一つでしたが、この日は晴れ間がさし、大雪の風景を楽しめるのが救いです。

慎重に岩陵帯をすり抜け、ハイマツ帯もクマを警戒しながら突破し、どんどん高度を下げていきます。

第二花畑、第一花畑を通過し、前日雨が降っていた見晴台まで戻ってきました。

この辺りは急登箇所で、下りは膝に負担がかかります。後で分かったのですが、私の下り方は良くない足運びだったようで、次回からは改善したいと思います。特に、ポールの使い方と体の残し方が違ったようです。

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この記事を書いた人

北海道暮らしの50代。
妻と子2人の4人暮らし。

アウトドアにハマり出したが、コロナ禍で停滞。

低山から高山縦走まで幅広く楽しむ登山や
原流域での渓流釣りを中心にアウトドアライフ
を楽しみ、、皆様にもお役立つ情報を発信して
いきます!

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